気軽に利用できる医療型ショートステイ施設の開設に向けて活動を始めます!

2025年から、一般社団法人KaiKaiは医療型ショートステイ(短期入所)施設の開設に向けて活動をはじめます。

重症児デイサービス『多機能型事業所LaLa』が出来た事で、平日の日中に預けることは可能になりました。しかし、土日や夜間は今も変わらず、ほとんどの時間を保護者の方がケアを行っているのが現状です。

医療型ショートステイが利用できないと、場合によっては冠婚葬祭などに参加することが出来ない、きょうだい児の運動会などの家族行事に参加することが出来ないなどが発生する可能性があります。

更に、普段お子さまのケアを行っている保護者の方が体調不良になった際も他にケアを代行できるお身内の方がいらっしゃらない場合、自身も体調不良の中無理をしてケアを行うしかありません。

また、LaLaを利用されているお子さまの保護者の方からは、子どもをショートステイ預けると体調を崩して帰ってくる、普段と同じケアが出来ない為、罪悪感を感じるなど利用する事にためらいを持たれているという声も少なくありません。

私の息子も一度ショートステイをお試しで利用しましたが、その後は利用していません。

更に、今後お子さまを預ける事ができる場所を確保していないと、災害時にどこにも避難することが出来ないといった可能性もあります。

岡山県内には19か所もの医療型ショートステイ施設がありますが、資料の通り、利用実績のない施設、人工呼吸器など、特定の医療的ケアには対応していない等、十分に受け入れ体制が整っていない施設も実は存在するようです。

現在、総社市はもちろん、岡山県全体でお子さまを安心して預けることができる医療型ショートステイ施設が非常に不足している状況です。

県や各市町村も医療型ショートステイ施設開設や利用時の補助金制度が創設されていますが、なかなか施設数が増えることはありません。

また、医療型ショートステイ施設は単独で創れる訳ではなく、設立の母体は、病院、診療所、介護老人保健施設、介護医療院に限定されています。

そこで、私が様々な施設さまに「誰もが安心して過ごすことが出来る医療型ショートステイ施設を一緒に創りませんか」とお声がけさせて頂き、総社市、難しければ総社市周辺に気軽に利用できるショートステイ施設を創設する活動を、2025年から始めていきたいと思います!

週に1度でも医療型ショートステイ施設を利用すると、施設の職員の方もお子さまのケアの内容を把握することができるため、いざ利用したい!という事情が起こった際にもスムーズにお子さまを預けることが可能となります。

正直、多機能型事業所LaLaを立ち上げた時よりもハードルは高いと思います。

しかし、重症心身障害児者の保護者の方には、安心して預ける事ができる医療型ショートステイ施設が絶対に必要です!

重症児デイサービスを立ち上げた経験と、日商簿記1級と保育士資格を駆使して医療型ショートステイ施設を創設していきます!

今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

一般社団法人KaiKai

代表理事 佐薙幸一